数週間先まで予約が埋まる、人気の酒亭である。むろんミシュラン効果(一ツ星)もあろうが、掲載される前より、日本酒好きの間では、席の取り合いであった。

以前のアラカルトから、今はコース仕立てになったが、行けば充実の肴に攻められまくる。

ある日のお造り盛り合わせは、「佐島のヒラメ刺し、エンガワと肝」、「唐津 寒鰆の藁炙り」、「勝浦 活〆金目鯛の唐墨かけ」、「松浦 〆サバ」の四種。

魚の質の高さもさることながら、ただ切って醤油に浸けるのでなく、それぞれ単体に風味が付けられ、酒を飲まそうという、嬉しい魂胆がちりばめられていて、心憎い。

「菜の花おひたし」は、菜の花自体の味が濃く、「自家製さつま揚げ」は、魚すり身の甘さが舌に優しい。

名物の「おでん」や「さんが焼き」が酒を呼び、さらに「カワハギ肝あえ」と続く。

ぜひ燗酒を頼んでいただきたい。独自の器で、いつまでも冷めずに適温で飲めるので、つい飲み過ぎてしまうがこれもいいでしょう。

その後、香り高き「蛸の桜煮」と酒も呼ぶがご飯も呼ぶ「マグロの中落ち生姜焼き」で、コースは大団円を迎える。

最後は名物「塩むすび」。光り輝くご飯が最上質な上に、握り方がすばらしい。舌の上ではらりとほどける握り加減。なんとも幸福な締めです。

出展:http://tokyo-calendar.com/upload/restaurant/restaurant_photos_photo_1365412352.1216.jpg

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