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高田馬場の大通りから路地を入った所にある、庶民的なお店で店内もこぢんまりとしてくつろぐことが出来ます。

このお店の最大の売りは「堅焼き」、すなわち蒸さない関西風の地焼きです。江戸前風に蒸した蒲焼きも用意されています。

堅焼きは、やや焦げる寸前まで、なおかつ黒い焼き色になるまでしっかりと焼き上げてあります。慣れない人は、ただの「焼きすぎ」だと思うかもしれませんが、これが堅焼きの美味しさを産みます。外見は黒っぽくてもシッカリと皮の味が浮き出て、中身はほんわり柔らかい仕上げが楽しめます。

鰻重には肝吸いとお新香が付いてきます。お通しの骨せんべいやほうれん草の胡麻和えなども美味しいですし、肝焼きもお奨めです。

出展:http://image1-4.tabelog.k-img.com/restaurant/images/Rvw/13220/320x320_rect_13220253.jpg

数週間先まで予約が埋まる、人気の酒亭である。むろんミシュラン効果(一ツ星)もあろうが、掲載される前より、日本酒好きの間では、席の取り合いであった。

以前のアラカルトから、今はコース仕立てになったが、行けば充実の肴に攻められまくる。

ある日のお造り盛り合わせは、「佐島のヒラメ刺し、エンガワと肝」、「唐津 寒鰆の藁炙り」、「勝浦 活〆金目鯛の唐墨かけ」、「松浦 〆サバ」の四種。

魚の質の高さもさることながら、ただ切って醤油に浸けるのでなく、それぞれ単体に風味が付けられ、酒を飲まそうという、嬉しい魂胆がちりばめられていて、心憎い。

「菜の花おひたし」は、菜の花自体の味が濃く、「自家製さつま揚げ」は、魚すり身の甘さが舌に優しい。

名物の「おでん」や「さんが焼き」が酒を呼び、さらに「カワハギ肝あえ」と続く。

ぜひ燗酒を頼んでいただきたい。独自の器で、いつまでも冷めずに適温で飲めるので、つい飲み過ぎてしまうがこれもいいでしょう。

その後、香り高き「蛸の桜煮」と酒も呼ぶがご飯も呼ぶ「マグロの中落ち生姜焼き」で、コースは大団円を迎える。

最後は名物「塩むすび」。光り輝くご飯が最上質な上に、握り方がすばらしい。舌の上ではらりとほどける握り加減。なんとも幸福な締めです。

出展:http://tokyo-calendar.com/upload/restaurant/restaurant_photos_photo_1365412352.1216.jpg

昭和12年創業。花街の面影を残す神楽坂の路地に、ひっそりと佇む名酒亭である。

薄明かり差す路地の一軒家。椿の植え込みに囲まれた入口に長縄暖簾。堂々たる扁額に「伊勢藤」の文字。脇に掲げられた行灯の、墨痕鮮やかな「伊勢藤」の文字も美しい。

思わずえりを正したくなる端正な店で、酒ときちんと対峙して飲もうと思わせる。

薄暗い灯りが、障子に柔らかく反射し、藁切りこみの荒壁と、時代が染み込んだ黒光りする板壁や柱、囲炉裏を囲むカウンターを優しく包み込む。

カウンターより一段上がった右手は、座敷となっている。

隅々まで細やかな神経が行き届いた最上質な質素さが、空気を引き締める。代々培われてきた日本の美学に、心が据わる。

現代社会と遮断された、ゆるりと流れる時間に身を置き、炭火で温められた燗酒をやろう。エアコンではなく、冬は石油ストーブ、夏は団扇というのもいい。

出される肴は、一汁三菜。ある日は、枝豆、ほやの塩辛、茄子と舞茸の煮浸し、味噌汁。

板に手書きされた品書きは、豆腐、納豆、味噌田楽、丸干し、たたみいわし、エイのヒレ、カワハギ、くさや、イカの黒作り、イナゴに明太子。酒は白鷹の本醸造。店の作りと同じように、一切の無駄がない。

初めての方は緊張されるかもしれないが、酒呑みを拒む店ではない。昔の居酒屋の美学に浸りながら、ひたすら静かに酔う幸せが、ここにはある。

出展:http://kagurazaka.yamamogura.com/wp-content/uploads/2013/02/isetou.jpg

新田裏という、やや不便な場所にもかかわらず、連夜人気の店である。

なにより焼きがいい。おそらく店主が、各部位をどのように焼き、どんな味わいや食感で出したいのか、明確に思い描いているのだろう。串を食べると、各部位のおいしさが、鮮やかに伝わってくる。

膝や砂肝、モモのさばき方、刺し方も面白い。そして焼き方。塩も、十分肉に馴染み、焼かれた肉は、中心部まで熱々である。

首皮で作られたというつくねは、歯応えの存在感と肉汁があり、ふられたトリュフ塩によって色艶を増し、忘れられない串となった。

串は、焼き上がるごとに、一味をふったさらし葱を添え、温めた陶板に置かれる。店主は、肉に直接一味や山椒を振るのではなく、合間に葱単体や、葱と肉を一緒にして食べる方が、より肉を活かすことを知っているのだ。

こうした焼き鳥に加え、一品料理の素晴らしさが客を引きつける。

ふぐの白子焼き、鮎の柔らか煮、鴨ロースなど、料理名だけで酒を飲みたくなる料理が季節ごとに用意されていて、なんとも心憎い。

しっとりと仕上がった、淡い甘みの鶏ハムや、軍鶏のたたきなど。焼き鳥屋ならではの料理もいい。

締めは鶏スープと出汁を合わせた鳥にゅう麺がお奨め、深々とした滋味があって、幸せがつのる。

出展:http://livedoor.blogimg.jp/funkyttfresh22live/imgs/1/7/176082b4.jpg

 

この店はロケーションが非日常的なところがまず楽しい。歌舞伎町のはずれ、新宿駅から呼び込みや怪しげなホテル街をかいくぐらないと店にたどり着けない。店がある雑居ビルも怪しげだ。

若い頃はさんざん遊んだのに、仕事で忙しくなって歌舞伎町にご無沙汰な中年世代を案内すると、この道程に小躍りする。

店は宍倉氏ひとりで切り盛りする。長く新宿二丁目の割烹「百千」で理事長を務めていた彼が三年半前に構えた城である。内装は簡素だが、浮いた分の値段を料理に投入しようという意気込みがうかがえる。

料理は七千五百円のコース一種類のみだが、土曜と祝日には飲み放題コースもある。

夏のある時期は、特大の牡蠣を酒蒸し、塩水雲丹や新秋刀魚は刺身で、早松茸は真鴨で巻いて七輪で焼く。どれもシンプルな調理だが、素材の特性が充分に活かされてうまい。

猥雑な場所で、こんなに潔い料理に出会えるとは誰も思うまい。贅を尽くした店で繊細な料理をいただくのとは違った快感がこの店にはある。

日本酒は宍倉氏が選んでくれるのだが、小さい蔵の聞いたことがない銘柄がきちんと温度管理されている。もちろん焼酎やワインもあるから、好きな酒を選べばいい。

締めはその日によって炊き込みご飯だったり、丼ものだったり、銀シャリだったり。お腹が満足したら、夜の帳の中へ戻ろう。巷の誘惑はさらに多いから、惑わされぬように。

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店は雑居ビルの二階でわかりにくいが、テーブルが3つ、カウンター4席を夫婦ふたりで切り盛りしている。

昼の懐石は4,500円からで夜は6,000円、9,000円とおまかせ。完全予約制だから出来るのだろうが、この値段でよくここまで、と素直に驚くほど良質な食材と料理を出す。最近の若手料理人がやるような創作風な匂いが一切ないのも潔い。

盛夏のある日は、まず北寄貝とコチの刺身に感激。きれいに骨切りされた鱧の椀は、吸い地の透明感がいい。

ちょっと大ぶりな郡上八幡の釣り鮎も見事な焼き加減で、最後は赤だしとごはん。この赤だしも出汁に八丁味噌の味を溶け込ませた後に濾してお澄ましのようにした逸品だ。

お酒は賀茂鶴、〆張鶴、久保田、春鹿といった王道の揃えだが、これが正統的な料理に見合っている。今後が楽しみだ。

出展:http://gqjapan.jp/wp-content/uploads/2013/11/arakicho_02.jpg

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